「あなたに断る権利はない」と怒鳴る声... チュニジア被害者「マスコミはどこも取材が強引だった」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150323-00000005-jct-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150323-00000005-jct-soci&p=2

母親と同じ病室になった後も、マスコミの取材は続いた。
今度は、部屋の前で、取材を制止された朝日新聞の記者が大使館員に対し「あなたに断る権利はない」と怒鳴る声が聞こえ、またショックを受けた。

経緯説明では、記者は大声を出したつもりはなかったと説明したが、結城さんが手記でショックだと明かしたことには、「重く受け止め、結城さんにおわびします」としている。

こういった配慮の欠けた、相手を傷つける取材というのは、従来、繰り返されてきていますが、特定の記者の資質に問題があるというだけにとどまらず、一刻も早く情報を入手したい、同業他社に後れを取りたくないと焦り末端の記者が大きなプレッシャーを受けていることも原因になっている場合が少なくないのではないかと思います。無理をしてこういった不祥事へと発展することで、その場では情報が取れても、長い目で見ると人々のひんしゅくを買い協力を得られなくなって情報が取れなくなる、そういう負の側面にもきちんと目を向けて、組織の問題として捉え改善を図らなければならないのではないかと感じます。
喉元過ぎれば熱さを忘れる、ではなく、うまく教訓として取り入れ生かすことができるようにしてもらいたいものです。