久しぶりにカラオケへ

私が、初めてカラオケというものを経験したのは、司法修習生当時ですから、昭和62年のことでした。その当時は、今のようなカラオケボックスというものはなく(あったかもしれませんが普及はしておらず)、スナックなどの飲食店で、そこにあるカラオケ機器を使って歌う、というものでした。当時は、今のような通信カラオケがあるはずもなく、レーザーカラオケ(レーザーディスクを機器に入れて画像や音が出て歌う)とビデオディスク(という名前であったと思います、レーザーディスクよりは簡素な画像が出て、という形態だった記憶です)という規格があって、1曲歌うと100円くらい払うという店もあったような記憶があります。時々、そういうところへ行って、飲みながら、テレサ・テンの「時の流れに身を任せ」などを歌っていたのが懐かしく思い出されます。
私自身、歌うのは嫌いではないのですが、友達もいなくて、飲みに行くこともそれほどはなく、カラオケも、ごくたまにしか行かなくて、最近2年くらいは行っていなかったところ、今夜は、誘ってくれる方がいて、実に久しぶりにカラオケボックスへ行っていろいろと歌いました(MayJなどいろいろでした)。
久しぶりに行くと、歌い始めると照明が自動できらびやかに点いたりと、記憶の中ではなかったような設備もあって、技術の進化はすごいものだと思いました。通信制のカラオケは実に便利で、分厚い楽曲リストをひっくり返しては歌える歌を探していた昔を思い出しながら、思い切り声を出して、下手は下手なりに一生懸命歌いました。
今後もあまり行く機会はなさそうですが、たまにはこういう機会も良いものだと、かなり堪能した夜でした。