美濃加茂市長、容疑否認のまま起訴 会合同席者は「お金の封筒見ていない」

http://www.j-cast.com/2014/07/15210575.html?p=all

T氏は、仮に現金を渡すとすれば、資料の受け渡しを装うと予測するが、仮にそうした場合、現金の授受がT氏にばれてしまう可能性が高いことを指摘した。
その上で、現金のやり取りが疑われる行動は一切見たことがないと説明した。T氏は会合中、1度も離席していないという。
「僕は見ていない。お金の封筒たるものは見ていない。このファクトしかない」

賄賂、というのは、後ろめたい性格の金ですから、渡す際には、できるだけ第三者にわからないように渡すものですし、第三者が目の前にいるような場面は極力避ける、というのが、ごく普通の人間がやることでしょうね。贈賄側、収賄側が、2人だけで会う機会を、およそ作ることができなかったとは、記事にあるように複数回会っていることからも、考えにくいですし、その点、妙な賄賂の渡し方だな、という印象は受けます。
贈賄する側としては、相手が受け取ってくれない、怒って突き返されるリスクを、特に最初に渡す場合には抱えていて(この辺は、贈賄側を調べると、かなり気を使ったとか渡し方に苦心した、といった供述が出てくるものです)、あくまで印象ですが、記事にあるような渡し方は、無造作すぎる、という気はします。この辺は、今後の公判での重要なポイントになってくるでしょう。