WinRT搭載タブレット「Surface RT」、Office付きの割安感が響く人は“買い”だ

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130304-00000004-trendy-prod

CPUにウィンドウズパソコンで広く使われているCore iシリーズなどインテル社のアーキテクチャーを使ったものではなく、スマートフォンタブレットで多く使われているARMアーキテクチャのものを採用している。そのため、従来のWindows用ソフトは利用できないので注意が必要だ。利用できるアプリは、最初から組み込まれているものと、WindowsストアからダウンロードしたWindows RT対応アプリのみになる。
なお、ARMプロセッサーWindows RTではなく、インテル製のCore iプロセッサーWindows 8 Proを搭載する上位モデル「Surface Pro」についてはまだ未定としている。

競合製品の一つになるiPadWi-Fiモデルの場合、32GBモデルは5万800円、64GBモデルは5万8800円で、マイクロソフトOfficeは利用できない。それに比べるとOfficeがついて32GBモデルが4万9800円、64GBモデルが5万7800円は確かに割安だ。しかし、あまりOfficeを使わない人にとっては、この割安感がどれくらい響くかは未知数。また、Android搭載タブレットの中には、10.1型で3万円を切る製品もある。Officeが必要かどうかが、ユーザーがライバル製品と比較検討する際の大きなポイントになりそうだ。

昨年、この製品が発表された際、私は、かなり注目して購入を真剣に検討したいと考えたものの、Windows8を使ってみて、使いにくさ、わかりにくさに、買う気が一旦は失せたのですが、最近になって、再び興味を感じるようになっています。ポイントは、これで何ができるか、他ではできない、できにくいことが、これなら便利、といった機能は何か、ということでしょう。
スペック面では、上記の記事にある通り、より上位の「Pro」に比べ見劣りします。ただ、メインはPCという状態で、あくまでサブとして使うのであれば、それほどハイスペックである必要もなく、軽快にさくさくと動くかどうかはWindows RTの出来具合によるでしょう。ここは、新しいOSであるだけに未知数です。
MSオフィスがプリインストールされていることは、私もそうですが、ドキュメントについてオフィスを常用している人にとって、便利で心強くはあります。買うかどうかを決めるにあたっては、やはり、この点が決め手にはなりそうです。マイクロソフトが強調しているように、オフィスが使えてこの価格、というのは、単体ソフトでオフィスを購入することを考えると、かなりお得感はあります(元々が高いとは思うのですが)。ただ、既存のWindowsソフトは使えずダウンロードしたアプリだけしか使えない、ということになると、最悪、オフィスとメール、SNS程度しか使えない、という寒々とした状態になりかねず、そうであれば、オフィスは必要に応じモバイルPCを持ち歩いて使い、タブレットとしてはiPad等の人気のある機能が充実したものを使ったほうが良い、ということにもなってくるでしょう。
このように、いろいろと考えていると、中途半端感も出てきて、購入する、というところまで踏み込みにくい気がしてきます。迷いを誘う、微妙な製品ですね。