Microsoft初のタブレット「Surface RT」をレビューする

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130328/466781/?ST=win&P=1

実際にSurface RTを使ってみると、ノートPCに近い運用ができる。キーボードを折りたたんだ状態でカバンから取り出し、カバーを開くとスリープから復帰する。使い終わったときには、ディスプレイを伏せるだけでスリープになる。一方、キーボードをタブレットの背面に折りたためば、タブレットとして利用できる。キーボードが背面に回った状態でキーに触れても、誤入力が発生しない仕組みになっているためだ。
難点として挙げられがちなWindows RTのアプリ環境については、Windows 8と同じ感覚で考えると不便に感じるだろう。Windows RTはWindowsストアアプリとOffice 2013 RTを中心とした、新しいOSと考えたほうがよい。
タブレットに求める機能がWebアプリやWindowsストアアプリで実現できるなら、Windows RTは面白い選択肢となるはずだ。その中でもSurface RTはオプション品を含めて、やや割高ではあるものの、そのぶん満足度は高いはずだ。

私は興味を感じつつも持っておらず、私の周囲でも持っている人がいなくて、今のところ「まぼろし」状態なのですが、上記の記事を一通り読んでみて、そのハード面での特徴はかなり把握できました。ハードとしては、前評判通り、なかなかよくできているようです。
ただ、MSオフィスが使えてノートPCに近い運用ができる、というのであれば、薄型でコンパクトなMSオフィス搭載のノートPCがあれば足りる、ということになりかねず、やはり、タブレットとしての使い勝手、さらに言えば、アプリがどの程度使えて便利なのか、というところが問われると思います(既にiPadandroidタブレットで、その点がかなり便利になっている現状においては)。そこを、上記の記事は、「タブレットに求める機能がWebアプリやWindowsストアアプリで実現できるなら、Windows RTは面白い選択肢となるはずだ。」で簡単に片付けてしまっていて、そこは問題でしょう、そこはどうよ、というもやもやした気持ちを払拭できませんでした。
MSオフィスが使えるタブレットならそれで良い、と、ざっくり割り切れる人であればともかく、タブレットとして、iOSandroidと比較してどこまで使えるかに関心を持つ人は(関心を持つのが普通でしょう)、アプリがどこまで使えるかを、意識して注目したほうが良さそうです。