http://www.jiji.com/jc/zc?k=201211/2012110500294&rel=y&g=soc
中国河北省の万里の長城で、日本人3人が死亡したとされるツアーを企画した旅行代理店「アミューズトラベル」(東京都千代田区)によると、100キロを踏破する9日間のツアーで、初めて企画したという。同社は、2009年7月に北海道・大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)で8人が遭難、死亡した登山のツアーを主催し、観光庁から業務停止を命じられた。
上記のトムラウシ山での遭難事故については、最近、
- 作者: 羽根田治,飯田肇,金田正樹,山本正嘉
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2012/07/23
- メディア: 文庫
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を読み、
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20120906#1346897986
とコメントしたところであったので、トムラウシ山事故の教訓は、どこまで生かされていたのだろうか、ということが、真っ先に頭に浮かびました。
事故の経緯が明らかではなく、軽々に誰に責任があるといったことは論じられませんが、報道によると、悪天候は、現地においては予め予想されていたものであったとのことであり、ツアーを催行する側が悪天候に対してどこまで慎重に臨んでいたのか、装備面でもっと配慮、準備できたのではないか、そもそも当日の行動は差し控えるべきではなかったか等々、今後、検証されるべき点は多々あるでしょう。
悲惨な事故が起き、その教訓が生かされているという実感も持てない中で、また同様の事故が起きるという、負の連鎖を、どうしたら断ち切ることができるのか、ということを改めて感じさせられます。公費をかけても、こうした分野の研究をもっと強力に進めなければならない、ということも感じます。