アングル:iPhone5で「LTE」競争に火ぶた、ドコモの苦戦に拍車も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120914-00000135-reut-bus_all

ドコモはエリアカバー率でもKDDIにすぐに追い上げられる。ドコモは10年12月のLTE導入以来、着々とエリアを広げ、「Xi」のカバー率は12年度に約70%、14年度末に98%を見込む。一方、KDDIは12年度末にLTEの人口カバー率96%を計画し、当初から一気に全国展開を進めようとしている。

月間純増数で首位を独走するソフトバンクに続き、KDDIは昨年10月のアイフォーン販売を機に2位に浮上。純増数を公表していないイー・モバイルを除き、ドコモは「実質最下位」に転落する順位が定着しつつある。

多くの人が求めているiPhoneを、いつまでも提供できないドコモから、利用者が他のキャリアへ流れて行くのは必然でしょうね。利用者が求めているものは、ドコモが、電波を提供しているだけの存在になりたくないなどと言って提供している、ドメスティック、ガラパゴスなコンテンツではなく、世界中の人々が求めているiPhoneのハード、ソフトである、ということを直視しないと、このまま、ずるずると利用者が離れてしまうでしょう。
今までは、SIMフリーiPhoneを調達してきて、ドコモのSIMを入れて使うことで、快適に使うことができましたが、iPhone5では、アップルがドコモをLTE提供キャリアとして認めていないため(のようです)、iPhone5にドコモのSIMを入れてもLTEサービスは利用できない、という状態になりました。AULTEサービスは、今後、徐々に充実し、LTEが全国で快適に利用できるようになるはずで、また、ソフトバンクも猛追することは確実ですから、iPhoneを売らない、売れないドコモは、ますます「一人負け」の道を歩むことになる可能性が高いでしょう。良い技術を持ち、良質なサービスを提供してきたのに、悲しく寂しい状態になりつつあります。
SIMフリーiPhone派にとっても、重大な岐路にさしかかっていると言えるでしょう。