http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/173/173416/?rank1w
というわけで、海外のSIMフリーモデル、少なくとも欧州版「A1457」は技適マーク無しという残念な結果に。ネットでの情報によると香港版も技適マークがないとのこと。このままでは、日本で大手を振って使えません! 初代iPadのときのように、アップデートで技適マークが追加されることをパリの空の下で切望しております。
かつては、海外で販売されているsimフリーのiPhoneを、海外通販サイトやebayのようなオークションサイト経由で、あるいは、海外在住の人を通じたり自分で海外へ行った際に買う、といった方法で手に入れ、ドコモのsimを入れて使う、という使い方をする人が一定数いました。私自身も、iPhone4sは、ebayで英国の出品者からsimフリーモデルを買って、ドコモのsimを入れ、随分と使ってきました(今でも使っています)。
しかしiPhone5以降、LTEが使えるようになり、LTEが、国、地域により周波数(バンド)が様々で、simフリーだからどのsimを入れても同じように使える、という状態ではなくなった上、iOS上、simを識別、選別して、特定の機能を使えたり使えなくしたりする、ということが行われるようになってきて、simフリーモデルが、買ってきても期待通りに動作するかどうかわからない、不安定、リスキーなものになってきた、ということが言えるように思います。
私の場合、そういった懸念もあって、iPhone5から、au版を使用するようになり、iPhone5sもau版で購入して、今のところ、プラチナバンド対応LTEの効果もあってか、かなり快適な使用感を味わえています。simフリー版を愛用してきた者としては残念な気もしますが、今後のiPhoneは、通信キャリア経由で買い、通信キャリアによる最適化の結果を享受しながら利用するのが基本、ということにならざるを得ないのではないかと感じています。特に、ドコモからもiPhone5sが発売され、simフリーモデルを使わなくてもドコモの電波でiPhoneが使えるようになった今日においては、なおさら、そういう状態になったと言えるでしょう。
海外へ行って、現地のお得なsimを、持っているiPhoneにさくっと入れ替えて使える、という、快適な使用感が味わえなくなるのは残念ですが、私の場合は、持っているGalaxyS4をsimフリーにしていて、海外では現地のsimをそれに入れてネット接続、テザリング、電話(IP電話の050plus)利用など活用しています。海外でiPhone5sを使う際は、テザリングで使えばよいと、今では割り切り、simフリーにこだわる気持ちはなくなっていて、今後はこういった使用方法が現実的なのだろうな、と感じているところです。