タクシー降ろされた…雰囲気危なく中国から帰国

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120918-00000691-yom-soci

成田空港に帰り着いた群馬県桐生市の主婦(70)は、観光ツアーで瀋陽長春を訪れた。現地ではガイドから私語を慎むように言われ、持ち物につけていた日本語のシールをすべてはがしたという。北京市内に住む俳優青木一世(かずや)さん(19)は「雰囲気が危なくて日本に戻ってきた」という。「3日前にタクシーの中で電話した際、うっかり『もしもし』と言ってしまい、運転手に降ろされた」と話した。

私は、たまたま、用事があり先週金曜日から一昨日の日曜日まで香港にいたのですが、現地の新聞のトップでは尖閣問題や反日デモが取り上げられていた上、日曜日には香港でも反日デモが予定されているという話を聞きつつ帰路について、やばいので早く日本に戻りたい、という気持ちが切実にしました。帰りの香港の空港で、カウンター前にいたJALの日本人係員(女性)とちょっと話したのですが、不安そうな様子で、安全には十分注意して下さい、と言って、出国手続へ向かいました。日本国内にいるよりも、現地で、反日の様々な活動が展開される、すぐそばにいたほうが、危険や緊迫感がひしひしと伝わってくるもので、現地の日本人や関係者の不安や恐怖には相当なものがあると察せられます。
日本政府は、あやゆる外交手段を駆使して、事態の沈静化、現地における日本人、関係者の保護に全力を尽くしてほしいものです。