「声なき声拾う」姿勢貫く シリアで亡くなった山本さん

http://digital.asahi.com/articles/TKY201208210179.html

激しい内戦が続くシリアで、取材中の日本人ジャーナリストが犠牲になった。外務省は21日、通信社ジャパンプレス所属の山本美香さん(45)が亡くなったと発表した。

元朝日新聞記者の孝治さんは「美香の原点は、(朝日ニュースターの記者として)雲仙の普賢岳長崎県)で被災した人たちを取材したこと。極限状態に置かれている人たちの真実を、世界に知らせたいということです。

孝治さん宅の玄関の板の間には、母の和子さん(74)が美香さんの無事帰宅を願い、カエルの置物を飾ってある。和子さんは「いつも気をつけてね、と送り出しています。戦争で空襲を受けた土地や、東日本大震災の被災地も回った。私は生きて現地のことを伝えていきたい、と言っている」と話した。

先ほど、上記の記事でもでるお父さんが、ニュースで、涙をこらえながら、よくやった、と言っていて、胸に迫るものがありました。
こういった戦場取材は、大きな危険を伴うものですが、現場に臨み取材する人がいるからこそ、我々は戦場の真実を知ることができ、それが世論を形成して、大きな流れ、うねりへとつながるわけですから、取材にあたる人々はかけがえのない存在、と言っても過言ではないでしょう。
御家族、関係者の心痛には多大なものがあると思いますが、志半ばで斃れたとはいえ、その業績、功績は立派なもので、今後も、長く誇りに思っていただきたいですね。
危険な中でも安全確保に注意しながら、後に続く人々には、是非、今後も真実を伝えへほしいと思います。