http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120401-00000012-mai-soci
法務省は1日付で、新潟地検から法務総合研究所教官に異動させる人事を発表した。同研究所は同省の調査研究・研修機関で、捜査現場から離れることになる。
法務総合研究所教官は、特捜部の検事が転出して一休みするのによく使われるポストですが、問題の検事は新潟地検所属で、現状では事情聴取のため東京へ繰り返しやってきていて新潟地検での仕事はまともにできない状態と推測されますから、手持ち事件のない、身軽な法務総合研究所教官として東京に置いておき、事情聴取を続けよう、ということではないかと思われます。
捜査報告書問題については、市民団体からの告発が出て、捜査は行われているようですが、検察庁が真面目に捜査に取り組むとは到底考えられず、来る小沢氏の判決を見た上で、刑事事件としては不起訴で落としてしまい、ただ、不正確な捜査報告書を作成し世間を騒がせたのはよくなかった、ということでそれほど重くない懲戒処分(戒告程度)に、この検事を処して幕引きを図る、という可能性が高いだろうと、私は見ています。