個人の検索履歴利用したターゲット広告、米国人の大半が不快感

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2864915/8633634?ctm_campaign=txt_topics

「ネット上の行動を追跡・分析されたくないので、ターゲット広告は良くない」との回答は、全体の68%。また、検索履歴の情報を集め、これを検索結果に反映させる各個人にカスタマイズされた検索サービスについて、「プライバシーの侵害なので良くない」との回答は73%に上った。さらに65%が、検索結果のカスタマイズは「検索結果が限定されるので良くない」と答えた。
一方、検索エンジン企業がカスタマイズ検索サービスを目的に個人のネット検索動向を追跡することについて、「興味に合った広告や情報を見ることができるので問題ない」との回答は28%、「プライバシーの侵害にはあたらない」との回答も23%に留まった。

サービスを提供する側では、個人の興味や趣向にカスタマイズできて良い、と肯定的に捉えがちですが、提供される側では、上記のような印象を持っているということであり、齟齬がありますね。それは、カスタマイズされた広告が、喜ばれるのではなく、かえって嫌がられるということにもつながるもので、今後のこの種のサービス提供にブレーキをかける要素にはなり得るように思います。
この種のビジネスモデルを考える上で、参考になるアンケート結果という印象を受けました。