「カード奪い刺した」服役中の男 15年前の強殺容疑で再逮捕へ 千葉・流山

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000507-san-soci

県警は当時、殺人容疑で田島さんの祖母と姉夫婦を逮捕したが、千葉地検は証拠不十分で3人を不起訴処分としていた。

三者が侵入した強盗殺人事件であったわけですが、そういった事件の本筋すら見誤って、家族に見当違いな嫌疑をかけ、しかも、逮捕までした警察の失態はかなり問題だと思いますね。不起訴になったことがせめてもの救いですが、虚偽自白を強要され起訴(誤起訴)されて、裁判所も「供述が相互に補強し合っている」などと安易に検察ストーリーに乗っかって有罪、ということが、現実に起きていた可能性が十分あります。そもそも、こういった人違いについて逮捕状が出てしまうということが怖いと思うのは、私だけではないでしょう。
こういった過誤は、単に謝ったりごまかしたりして終わらせるのではなく、経緯や原因を徹底的に検証して、再発防止に生かすべきで、千葉県警任せにせず、警察庁が自ら行うべきでしょう。