<零戦の会>戦後生まれが中心となり記憶を継承する活動

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111209-00000000-mai-soci

同会は78年、日本海軍の主力戦闘機だった「零戦」の元搭乗員らが全国にあった戦友会を統合して「零戦搭乗員会」として発足。真珠湾攻撃60周年には、攻撃に関わった会員らが米ハワイ州で開かれた式典に出席し、元米兵と対面した。だが、02年に会員の高齢化のためいったん解散。その後、若い世代が支える形で活動を引き継ぎ、「零戦の会」として新たに発足した。
現在の会員は350人(うち元搭乗員250人)。

零戦は、欧米の技術に追いつこうとして必死に努力した戦前の日本が絞り出すようにして生み出した傑作と評価できるものですが、その後の活躍、活躍しつつも次第に連合国側の最新戦闘機に対抗できなくなった経緯、最後には特攻作戦に投入されるようになった悲劇的な結末など、苦闘していた日本や日本国民の姿を象徴するものでもあると思います。
戦争体験が風化することで、国策を誤り、あるいは、戦争をゲーム視しゲーム感覚で捉えて、犯してはならないリスクを犯そうとする人々や勢力が再び出現することにつながる恐れがあります。そうならないためにも、こういった地道な活動は重要だと思います。