iPhone4Sがとどめ、国内携帯端末メーカーの最終章

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111124-00000000-toyo-bus_all

iPhone4S(16ギガバイト)の端末は本来5万円以上するが、通信事業者から多額の販売奨励金が乗せられているため、実質ゼロ円で購入できる。一方で、ほかの最新のスマホの端末代は3万円前後と、はるかに高い。
毎月の通信料も、iPhoneのみに専用プランが用意され、その料金は他のスマホより500〜1000円ほど安く設定されている。KDDIiPhone4Sを2年間使用した場合、端末代と通信料で合計4万円以上安く抑えられる(下表)。つまり、最も魅力的な端末が最も安い。これでは、他の端末が劣勢となるのも当然だ。
iPhoneに多額の奨励金が乗せられているのには、訳がある。通信事業者はアップルとの契約時に、販売台数のノルマを課せられているとされ、そうとうの台数をさばく必要があるためだ。だが、あおりを食う国内メーカーは、「アップルばかり優遇されては不公平。iPhoneをゼロ円で売られたら、われわれの差別化にも限界がある」と、通信事業者への不満をあらわにする。

私は、ガラケーには、高性能であることや、長く慣れ親しんできたことによる使いやすさもあって、捨てたものではないと思っているのですが、では、これから新たにガラケーを買うかとなると、まず、買わないですね。やはり、スマートフォンの多機能、高性能や光り輝くオーラのようなものの前では、既に魅力を失い、過去の遺物化しつつあると言えるでしょう。
そういった流れになってくると、iPhone4Sのような超人気スマートフォンは、看板商品であり、販売数が多く見込めることもあって、上記の記事にあるように有利な条件で販売され、ますます売れて、その一方で、ガラケーのような商品はますます顧みられなくなってきます。インターネットの世界で繰り返されている、「勝者がすべてを取得する。」という法則が、ここでも現実のものになっているという印象を受けます。
日本独特の進化を遂げたガラケーも、衰退の流れに入り、ごく一部を除いて姿を消す方向へと動きつつあるということでしょう。懐かしさと寂しさも感じます。