2018年4〜6月、国内タブレット出荷台数は前年比23%減 IDC Japan

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セグメント別で見ると、ビジネス市場向けは前年同期比6.0%と好調な一方、家庭市場向けは28.5%減と大幅に落ち込んでいます。
 IDC Japanによると、これまで家庭市場向けタブレットは通信事業者向けの出荷が市場を牽引していたとのことですが、通信事業者によるスマホとの抱合せ契約が一巡したことで新たな需要が生まれにくくなっており、これが出荷台数減少の要因になっているようです。
 また、スマホの大容量プランの料金値下げ、端末価格の高騰なども抱合せ契約の需要低下につながっていると見られます。

 アップルは売上を伸ばしている一方、全体としての売上は減少と、トータルではタブレットの厳しい状況が続いているようですね。

iPhoneXSにも見られるように、スマートフォンの大画面化の流れは顕著で、スマートフォンタブレットを兼ねた「ファブレット」化が1つのトレンドになっている面があります。また、ハイエンド機種は特に価格が上がっていて、スマートフォンで済ませる、タブレットまでは使わないという流れが強まってきているようにも感じられます。

ただ、タブレットにはタブレットの使いやすさ、良さがあり、それは、iPadが売れていることに現れていて、今後、いかにタブレットの魅力を出していくかが各社(特にアップル以外)の大きな課題でしょう。