つながる「広商野球」 OB15人が広島県内で監督

http://www.chugoku-np.co.jp/sports/Sp201011090124.html

昨日、尾道に、母校の修道高校野球部の試合を見に行き、帰京後、高校野球の記事をネットで見ていたところ、少し前の記事ですが、上記の記事を目にしました。

広島商OBの監督が増えたのは、同校出身で2006年に死去した故畠山圭司氏の教えがある。畠山氏は教員として母校に赴任。通算18年、監督や部長を歴任した。「広商野球部に在籍した者は、野球界の指導者として要請される」と、同校野球部100年史につづっている。

畠山氏は、惜しくも2006年に亡くなりましたが、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060420#1145543626

広島球界では知らぬ者はいなかった、著名な人物で、野球を通じて人を育てることの重要性を強く認識していた方であったと思います。そばに近づくだけで緊張するような、風格のある姿が今でも思い出されます。
上記の記事では、

呉商の荒谷監督は、高校時代に受けた指導法にあこがれ、高校野球の監督の道に進んだ。「技術よりも心が大切だと学んだ。野球に対する心構えの指導を徹底している」。

などと、広商野球の薫陶を受けた人々が教育者となって活躍する姿が紹介されていますが、私くらいの年になって振り返ってみると、野球の技術は完全に抜け切ってしまい、野球をやっていて役立ったなと思えるのは、物事に真摯に取り組む姿勢や忍耐力など、人間としての在り方、生き方といった面です。出身者が活躍していることを、畠山氏は喜んで、笑みを浮かべながら見守っていることでしょう。