東日本大震災 9200人、依然孤立 全容の把握進まず

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110316-00000033-maip-soci

自衛隊幹部は「孤立地区が広範囲に点在している。ヘリの飛行時間は数時間。空中で被災者をつり上げるのに1人当たり10〜20分はかかるので、救助が思うように進まない」と話す。病院の患者や老人ホームの入所者などを優先して救助し、救助を待ってもらう人も出ているという。
上空からの情報は陸上自衛隊の地上部隊にも伝えられ、地上からの救助のために走行可能な道路を探す作業に入る。輸送能力の高い大型車両が入れれば救助は進むが、倒壊した家屋のがれきや泥に救助活動を阻まれているのが実情だ。自衛隊はヘリを使い、孤立集落に食料や毛布などの物資輸送を実施している。防衛省は「救助が間に合わない方々に生き延びてもらうため、まず物資輸送を続けていく」と話している。

昨夕、阪神・淡路大震災当時のことを知る、関西方面の自治体関係者と電話で話したのですが、阪神・淡路の当時は、被災者の所在を探し回る必要はなかったのに対し、東日本大震災では、津波により人が大きく流され、死者の捜索も膨大な瓦礫の山をかき分け行う必要があって、比べものにならない、大きな困難を伴うものになるだろうと指摘していました。上記の記事を読むと、その感を深くします。
言い古されているように兵力の逐次投入は忌むべきもので、ありったけのヘリコプターをかき集め、上記の記事にあるような捜索、救助活動に投入することが、早急に行わなければならないでしょう。自衛隊だけでなく、民間のヘリコプターにも、この際、協力を求めるべきではないかと思います。報道のヘリがかなり被災地上空を飛行していますが、救助を求めている人を発見したら、どんどん通報すべきだと思います。
孤立しつつ救助を待っている人々を、一刻も早く収容してもらたいものです。