お年寄りに救急医が警鐘 エアコンを敬遠しないで

http://www.asahi.com/national/update/0822/TKY201008220179.html

東京都杉並区の介護事業者によると、エアコンの人工的な風を嫌い、熱中症や脱水症になる高齢者は多い。就寝中に尿意をもよおすのを避けるため、寝る前に水を飲むことをためらう人も多いという。
埼玉県内の団地の自治会役員(67)は、近所の80代の女性の家を訪れた際、室内にこもる熱気に驚いたことがある。窓は閉め切られ、エアコンにはカバーがかけられていた。女性は「風が体に障る」とエアコンを使っていなかった。

エアコンの問題に限らず、人は、年をとるにつれ、自分のスタイル、手法を過信し、固執する傾向が強まるものです。ただ、この猛暑の中、夏は暑いのが当たり前だなどとやせ我慢したり、エアコンは身体に悪いなどと言って使わないと、本当に死んでしまいかねませんから、この問題に限っては考え方を改める必要があるでしょう。
場所にもよりますが、日本の多くの地域の夏では、エアコンは今や贅沢品ではなく、生活必需品と言っても過言ではありません。