過当競争に不況が追い打ち 生徒離れ続く英会話学校

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100421/biz1004212108041-n1.htm

昭和48年創業と“老舗”のジオスは積極的な宣伝で業容拡大を図り、平成7年3月期の年間売上高は166億円を計上した。だが、「NOVA」の倒産で前払い授業料を広告や教室開設に向ける成長モデルが崩壊し、業界の信用そのものが失われたという。
語学学校が「林立しやすい」とされるのは小規模な施設と人員で創業できるためで、就業員10人未満の小規模企業が業界全体の7割近くを占める。顧客のニーズに対応しやすい半面、「生徒の獲得競争が激しい」(関係者)という。

最近は、若者の海外旅行者が減っているという話も聞きますが、英会話を学んで国際的に通用する有為な人材になろう、といった積極的な人も、以前と比べ減っているのかもしれませんね。少子化という大きな流れの中で、この業界は、構造的になかな利益が出せない業種になってしまっているという印象を受けます。
老舗の倒産は、そういった厳しい状況にさらに拍車をかけることになるでしょう。