日弁連会長戦、初の再投票に=法曹人口問題が争点−得票、規定に達せず

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2010020500904

候補者は宇都宮健児氏(63)=東京弁護士会=と日弁連の前副会長山本剛嗣氏(66)=同=。宇都宮氏は「司法試験合格者数を当面1500人程度に削減すべきだ」と主張。山本氏は「法曹人口増員の理念は正しいが、必要があれば現状の合格者数にこだわらない」と急激な削減に慎重な姿勢を示していた。
同日の仮集計で、山本氏は東京や大阪などの大票田で票を伸ばし、宇都宮氏を約1000票上回る9525票を獲得。一方、宇都宮氏は、52弁護士会のうち42会で山本氏を上回る票を得た。
会則によると、会長は弁護士による投票で選ばれ、当選するには、総投票数で最多票を獲得した上で、少なくとも、全国52弁護士会の3分の1以上に当たる18弁護士会で最多票を得る必要がある。

再投票ですか。事務所にかかってくる、わずらわしい電話が、またかかってくるかと思うだけでもうんざりしますね。
日弁連が1つだけでなければならない、ということは必ずしもないと思うので、この機会に、米国の南北戦争の時のように、分裂した上で、日本第一弁護士連合会と日本第二弁護士連合会とか、日本弁護士連合会と「新」日本弁護士連合会、といった形で2つに分かれ、その時々で、各単位会が所属を変える、というのも1つの方法かもしれません。
そもそも、国民の代表でもないのに、自らが決定すべき権限もない法曹人口問題が争点になる、というのもおかしな話で、誰の、何のための日弁連会長選挙なのか、という国民の厳しい目が注がれているという意識を持ったほうが良いでしょう。