裁判員裁判:被告態度に裁判員「むかつく」 裁判長が制止−−仙台地裁、強姦致傷公判

http://mainichi.jp/select/jiken/saibanin/news/20091120ddm041040069000c.html

さらに男性裁判員が身を乗り出して「どれくらいですか」と尋ね、被告が答えないでいると「即答できませんか。昨日からずっと同じ答えですよね」「『反省してます』とか、当たり前の答えしか返ってこない」と憤り、「(被害者の首を絞めたのが)片手か両手かなんて関係ない。この場で聞いていてむかつくんですよね」と強い口調で発言した。川本裁判長が「その辺で」と手で制止すると、「すいません」と質問をやめた。

公判で、証人や共同被告人に対し、被告人が直接尋問することを希望し実施されることがありますが、その場合に、こういった、「質問ではなく主張をぶつけてしまう」場面はよく出て、裁判官から、「被告人の言い分は別の機会に聞きますから、質問をしてください。」といった注意を受けることはよくあります。裁判員による尋問、質問でも、そういう傾向になることは避けられないでしょう。
予め裁判員から裁判長に、こういった点を聞いてほしいと希望しておき、裁判長なり陪席裁判官がまとめて聞く、ということも、適宜、行われたほうが良いでしょう。