西郷隆盛、辞世の句か=維新半ば、悔しさ歌う−官軍側医師の日記に・札幌市内で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090912-00000120-jij-soci

調査した西郷南洲顕彰館鹿児島市)は、かつての薩摩藩島津斉彬に対する思いをつづった内容などから、本物の可能性が高いとしているが、別の専門家からは「西郷の気持ちになって書いたのでは」と疑問視する声も出ている。
同館によると、漢詩は七言絶句で詠まれ、「維新完遂のため覇を唱えたが、今となってはむなしい。故山に帰り骨を埋めよう」という内容。国会開設など明治維新に深く携わったが、完遂できなかった悔しさを歌っており、同館は、現在は宮崎県延岡市にある可愛岳(えのだけ)を同年8月17日に突破する前に詠んだ事実上の辞世の句とみている。 

本当に「辞世の句」と言えるかどうかは、かなり慎重に調べてみないと結論は出しにくいでしょうね。維新が完遂できなくて悔しい、といった程度のものは、西郷隆盛本人でなくても作成可能で、それを本人が作った、というのであれば、やはり裏付けるものが必要でしょう。とはいえ、「伝」というレベルであっても、その日記を見てみたい気がします。