足利事件で検察が謝罪=次長検事会見「申し訳なかった」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090610-00000093-jij-soci

最高検の伊藤鉄男次長検事は10日、最高検で記者会見し、「真犯人と思われない人を起訴し、服役させたことは、大変申し訳ないと思っている」と述べ、検察として初めて謝罪した。 

伊藤次長検事は、免田事件の再審公判を担当していて、以前、高松高検検事長の着任会見で、

高松高検・伊藤鉄男検事長が着任会見
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20080709000102

伊藤検事長熊本地検時代、日本で初めて死刑囚が再審無罪となった「免田事件」の再審を担当。自らの原点といい、「刑事裁判で間違いがあってはならない。風雪に耐える捜査をしなければならない」と語った。

と述べていますが、冤罪、再審といったことについて関わる場面が多いということを、しみじみと感じているかもしれません。
足利事件が、風雪に耐えることがそもそもできない欠陥捜査によるものであったことが明らかになった今、免田事件を自らの原点とする伊藤次長検事が、今後、どのような対応をするのか、じっくりと拝見させてもらうことにしましょう。