制服ワッペン2万枚作り直し、3400万どぶ…都下水道局

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090409-00001251-yom-soci

ワッペン(縦2・5センチ、横8・5センチ)はシリコン製で、イチョウ形をした都シンボルマークの横に局名を記し、「水をきれいにするイメージを出したい」との願いを込め、その下に水色の波線(約5センチ)を添えることにした。職員が考案したものだった。
ところが、約2万枚のワッペンが完成し、一部は制服への縫い付け作業が始まった昨年11月に開いた局内の会議で、ワッペンのデザインが、シンボルマークの取り扱いについて定めた都の内規「基本デザインマニュアル」に抵触する疑いが浮上。内規には、マークの位置や文字との比率などが細かく記載されており、誤った使用例として「他の要素を加えない」と規定。同局では今回、この規定を厳格に解釈したという。
ただ、この規定は例外も認めているが、同局では、波線部分を取り除いて作り直すことを決定。制服を含めた費用は当初、約2億1300万円だったが、新しいワッペンの作製費と縫い替えの費用として、約3400万円を追加支出した。

記事に、不採用になってしまったデザインが出ていますが、波線は「東京都下水道局」という文字の下に入っているだけで、シンボルマークに「他の要素を加えて」いるわけではない、という見方のほうが常識的ではないかと思います。これが入っていたほうが、下水道局らしいし、やわらかい感じが出ていて、3400万円も無駄な支出をする必要があったのか理解できないですね。「下水道局」なので、お金も、ドブに捨てるように無駄にするのが得意、平気なのでしょうか。
役人、特に、小役人の、物事を杓子容疑にしか見られない、どうぜ他人が払った税金なので内規に違反したなどと言われないためには数千万円程度の無駄な出費でも平気、という感覚がよくわかる不祥事であると思います。