http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090406-00000002-aera-soci
テレビ朝日株を取得したソフトバンクの孫正義は取得額と同額で朝日新聞社に売り、損得ゼロだった。堀江は保有したニッポン放送株をフジテレビに売る際に、ライブドアへの出資なども引き受けさせ、1440億円もせしめた(ただし、後に逮捕された)。一方、三木谷は大損を被り、前出の楽天幹部は、
「とても高い授業料だった。これからは本業に専念したい」
新興企業の巨大メディアへの挑戦は終わった。
一時、放送とインターネットの融合ということが盛んに言われていましたが、その後、次第に言われなくなってきたように思います。テレビ等で放映され蓄積されてきた膨大なコンテンツを、インターネットで活用する、といったことは、今後、ますます広がると思いますが、そういったことが、「融合」しないとできないわけではないし、それぞれの独立性は維持しつつ、うまく連携、強調しつつ進めましょう、という流れになってきているような気がします。
私は、IT関係の会社に在籍したことがあり、放送(特にテレビ)関係者とも接触がありますが、両社は、カルチャーとか考え方といったものがかなり異なっているので、無理に一体化させるようなことをすると物事がうまく進まなくなるような印象を持っています。その辺は、特に楽天の場合、大きく読み違えたということにはなるでしょう。