国松長官銃撃、現場遺留品からオウム元信者のDNA

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090327-OYT1T00054.htm

同庁関係者によると、東京・荒川区の現場マンションの植え込みで銃撃事件の直後に見つかった韓国の10ウォン硬貨について、表面に付着していた人間の皮脂などのDNAを鑑定した結果、教団の「建設省」という部門に所属していた元信者のミトコンドリアDNAと一致したことが判明した。この植え込みの近くに銃撃した実行犯が潜んでいたとみられ、北朝鮮の人民軍バッジも発見されている。

国松長官銃撃事件を巡っては、2004年7月、警視庁が、教団の信者だった同庁の元巡査長(43)ら4人を、実行犯を特定しないまま殺人未遂容疑などで逮捕したが、東京地検は元巡査長の供述があいまいだとして4人を不起訴(嫌疑不十分)とした。同庁はこの際、元信者や早川被告についても任意で事情聴取したが、2人は「現場には行っていない」と関与を全面的に否定したという。

上記の「元信者」が、本件に何らかの形で関与していたのかもしれない、程度の嫌疑は生じても、実行犯が特定できていない上、上記の「韓国の10ウォン硬貨」が実行犯なり共犯者によって遺留されたかどうかも不明で、強制捜査で一気に解明、起訴というところまで持って行くには程遠い、という印象を受けますね。
時効まであと1年になり、警察当局が、我々の捜査方針、方向性は間違っていなかった、ということをアピールしつつ時効を迎えるための地ならし、そのためのリークに基づく記事、と見るのはうがちすぎでしょうか。