http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090327-00000128-san-soci
同省によると、20年に新たに人権救済手続きを始め、調査した総件数は2万1412件で、前年より減少。しかし、ネット上の人権侵犯は約100件増加し、比較可能な統計のある17年以後最多となった。
内訳では、ネット上に他人の氏名や電話番号を暴露するプライバシー侵害が238件、「異性関係がだらしない」などと書き込んだ「名誉棄損」が176件。この2つで、全体の8割を占める。75件についてプロバイダーに削除要請をしたが、16件は拒否されたという。
今日も、先ほどまで、事務所でこの種事案について打ち合わせを行っていましたが、その間に、以前に同種案件で相談を受けたことがある別の方から電話があり、私自身も、インターネットを使った誹謗中傷事案の多さを実感しているような状況です。
相談を受ける中で、警察への告訴状提出を行う場合もありますが、どの警察も、こういった事案に関する相談が多いせいか、相談を受けることを嫌がる場合が少なくなく、刑事事件にある程度慣れた弁護士に対してですらそうですから、一般の人が被害相談をしようとしても、かなり難航する場合が多いことが容易に推測されます。
インターネットがない時代が、ふと懐かしくなることもありますが、何とかこの状況を乗り越えて行くしかないでしょう。