<勝毎>掲載の公募小説は盗作 向田邦子作品の大半丸写し

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090209-00000095-mai-soci

問題になったのは、市内の無職男性(78)が「お伽噺(とぎばなし)」と題し、同社の文芸作品コンクール「新年文芸」に応募した作品。社外の選考者1人が計9作品の中から佳作に選び、紙面に掲載された。しかし、社内の指摘で、向田邦子さんの短編集「父の詫(わ)び状」に収められた「あだ桜」の前半部分の大半を丸写しした内容であることが分かった。男性は盗作を認め、同社は佳作を取り消した。

ひどい話で、佳作の取消は当然ですが、それだけにとどまらず、こういった行為は、選考者をだまして無駄な時間を費やさせたり、盗作を紙面に掲載させ、その取消のため関係者に無駄な労力を使わせるなど、刑法上の偽計業務妨害罪に該当する可能性もあると思います。
安易にこういった行為に及ぶと、単に発覚してごめんなさいで済ますわけには行かず、取り返しがつかない重大な状況に自らを追い込みかねない、ということは、十分認識しておく必要があると思います。