故三浦元社長が「容疑者」 千鶴子さん事件でロス市警

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090111/crm0901111743011-n1.htm

市警は銃撃事件で昨年2月に三浦元社長サイパンで逮捕し、白石さん事件も再捜査。銃撃事件と同様に金銭目的の犯行とみて、元社長を殺人などの容疑で訴追する予定だった。

いわゆるロス疑惑と言われるものは、

1 上記の千鶴子さん事件
2 一美さん殴打事件
3 一美さん銃撃事件

から成り、日本では、2と3が審理され、三浦氏は2で有罪、3で無罪となりました。1については、日本では審理の対象とはならなかったものの、時系列的には2と3に先行するもので、本来、捜査機関としては、1から解明する必要があったものでこれを解明できなかったことが3の無罪へとつながった、という見方もあり得るでしょう(あくまで捜査機関側の視点ですが)。
1については、日本ではそもそも訴追されておらず、2や3のように、一事不再理という問題が生じることはない上、犯行現場が米国であり、米国側こそ、立証すべき材料、証拠を持っていた、という可能性があって、三浦氏にとっては、2や3以上に、1が、特に「共謀罪」が存在する中、いろいろな意味で負担になっていたのかもしれない、ということが、あくまで推測の域を出ませんが、この記事を読んで感じられるものがありました。