昨日は、午後から事務所に出て、黙々と仕事をこなし、夜は、知人の女性弁護士や女性記者と、お寿司を食べワインセラーから取り出したワインを次々と飲みながら、しばらくの間、懇談していました。
話しながら改めて思ったのは、検察庁が戦後の昭和20年代以降、手がけてきた事件(特に経済事件)について、私自身にそれなりに知識があって、また、大学に入った昭和50年代の後半以降、あれやこれやと本(既に絶版となったものも多い)も買って持っているので、話し始めるときりがなくなる面がある、ということでした。以前、ブログでも
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070224#1172288873
とコメントしたことがある
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など、何冊かの蔵書は、記者がその内容を知っていれば役に立つこともあると思い、貸してあげました。事件というものは、どうしても目の前に現れたものにしか目が行かない、ということになりがちですが、どういった方向で進めるべきか、関係者にとってどのような処理が適切なのか、といったことを考える上では、過去の事件に謙虚に学びつつ、関わるそれぞれの立場での全人格的な判断、ということが求められる側面があるように思います。その意味で、過去の、特に著名事件について、当時の関係者が書き著したものを読んでみる、というのは、なかなか勉強になり有益と思います。
会がお開きになった後、なぜか、
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が観たくなり、久しぶりに最初から最後まで通して観ました。これを最初に観たのは、確か大学2年生の時で、犯罪により被害を受けた人々の人権の問題や、そういった人々の救済といったことには無力な面がある法の不備、正義とは何か、といったことについて、未熟な大学生なりに考えたことが思い出されました。その後、今に至る私自身の歩みについて、すべてではないとしても、この映画が与えた影響というものは、幾分かはあったかもしれません。