http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080623-00000121-jij-soci
佐久間氏は1983年入庁。
検事の場合、キャリア官僚のように「入省」「入庁」という表現は普通せず、何年に「検事任官」という表現をするのが一般的です。経歴を書く際も、「検察庁入庁」とは書きません。私の場合であれば、「平成元年 東京地方検察庁検事任官」ということになります。検察官というのは、一人一人が独立した官庁のようなもので(独任制の官庁という言い方をします)、検察庁というものは、そういった検察官が集まって仕事をしている場所、という建前なので(実際はピラミッド型の軍隊のような組織ですが)、入庁とは普通言わないものと思います。
ついでに言うと、司法試験に合格した法律家の場合、司法試験合格年とか裁判所、検察庁に入った年、弁護士登録した年ではなく、司法研修所における修習期(例えば、私の場合であれば41期)により、一種、序列化されている面があります。佐久間新特捜部長の場合、35期のはずで、上記の記事でも、むしろ、その点に触れた上で検事任官年を紹介したほうが、検事の経歴の紹介らしい記事になったように思います。