日本人拘束:比女性の尻たたき 「蔑視だ」批判噴出

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080424k0000m040161000c.html

男性は8日午前、セブからマニラ空港に到着し手荷物を取る際、近くにいた弁護士の尻をたたいた疑い。弁護士が騒ぎ、男性は入管職員に拘束された。弁護士はこの後、主要紙に「男性は(たたいた直後)私に、女性の尻をたたくのは日本男性の習慣だ、と弁明した。侮辱だ」と主張。女性議員も「フィリピン女性に敬意を持つべきだ」と厳罰を求めた。

日本の男性にそういう習慣はないと思いますが、これと似たような話は、かなり前に、フィリピンでの勤務経験がある知人の日本人から聞いたことがあって、そのトラブルでも、日本人男性から殴打されたか何かされたフィリピン人女性が、自分は親からも殴られたりしたことがないのにこんなことをされた、と激怒し、トラブル解決まで時間がかかり少なくない和解金を支払って何とか和解した、と聞いた記憶があります。
昔、佐藤首相が、家庭内で妻を殴打することがあったということで、欧米で「ワイフ・ビーター」などと報道されたこともありましたが、日本では制裁目的での軽い有形力の行使程度で見過ごされがちな行為であっても、文化の違い等の中で、人間として許されない、人格そのものを疑われる行為、といった致命的な評価を受ける場合もある、ということなのかもしれません。