サイバー空間の浄化を=生安・地域部長会議で警察庁長官

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007102600779

警察庁の吉村博人長官は「インターネット上にはんらんする違法・有害情報は大きな社会問題となっている。取り締まりや違法情報の削除などサイバー空間の浄化に向けた活動を推進してほしい」と訓示した。

最近、この種の「浄化」云々、といた言葉を、警察関係者が好んで口にしている印象を受けますが、いくら浄化したつもりになっても、それは、目に見えている、極めて限られた部分が、浄化されたかのように見えているに過ぎず、リアルな場所、人に対する従来の警察活動における「浄化」を、サイバー空間で行うこと自体、無理なことだ、という認識、自覚は避けて通れないでしょう(これでは訓示にならないので、士気を高め鼓舞するために、上記のように言うことをいけないとまでは言いませんが)。
そういった冷静な目で物事を見つめた上で、では、警察に何ができるか、何をすべきか、限られたリソースをどこに振り向けるべきか、といったことを的確に考え、着実に実行する必要があると思います。