「職場でブログ閲覧」4割、管理不足が鮮明――会社員1000人調査

http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=NN000Y836%2021062007

ミクシィなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やユーチューブなど動画共有サイトの利用経験者もそれぞれ2割程度おり、職場における情報管理が不十分な実態が明らかになった。

仕事の内容や見る対象にもよりますが、広く情報収集を行う中で、上記のようなものを見る、という場合もあり、「管理不足が鮮明」と決め付けるのはどうか、と思います。インターネットは、いろいろな情報に接することができる魅力的なツールであり、「管理」の在り方というものを考えないと(適正な管理が必要なことは言うまでもありませんが)、どこかの「寒い国」のようなことにもなりかねないでしょう。
時々、本ブログへのアクセス状況を見ていると、企業(官公庁も)のドメインが散見されますが、見られているエントリーは、その企業(官公庁)に関連するものであることが多く、こういった情報収集すら禁じるような管理は、やはりおかしいと言うしかありません。
組織内で、職務のために使用しているパソコン等を使用する場合、私の考え方は、物理的な利用制限を施す、といったことは、極力、すべきではなく、利用の在り方をきちんと明示した上で、自由に利用できる状態は維持し、利用状況については、個々の人々にも告げた上で、きちんとログを残しておく、ということが望ましいというものです。ログを残すだけでなく、適宜、チェックして、不適切な利用がないかどうか確認もすべきです。そうすれば、個々の人々も、利用指針に反した利用は控えると思われますし、疑わしい利用があった場合であっても、理由や必要性を確認することで、かえって疑いが晴れる、ということも出てくるはずです。
そういった、踏むべき手順も踏まず、徒に管理強化に走る、というやり方には賛成できません。