「子供にも責任」「憲章見直さず」…高野連の脇村会長

http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20070502ie42.htm

「なぜ野球だけが駄目なのか」という疑問には、過熱した戦前の学生野球の歴史や「高校野球は教育の一環、フェアプレーの精神で行われている」などと、脇村会長はこれまでと同じ説明を繰り返した。

従来のアマチュアリズムというものは、スポーツにより経済的利益を受けることを罪悪視してきましたが、それを徹底すると、金持ちやスポンサー付き、といった、恵まれた人でないと、トレーニングに打ち込んで、その世界で大成することはできなくなってしまいます。一種の貴族主義、選民思想の現れ、という面もあったような気がします。
そういうこともあって、かつての厳格過ぎるアマチュアリズムというものは、次第に見直されて現在に至っていますが、学生野球、高校野球の世界では、古色蒼然としたアマチュアリズムが厳然と生きている、ということでしょう。実際は、裏金もらい放題、という醜い状態になっていて、日本にありがちな「本音と建て前」の世界になってしまっていますが。
考え方の違いですから、議論したところで、どこまで行っても平行線だと思いますから、1つの方法としては、現在の高野連に不満を持つ有力校が中心となって、大量脱退し、「新高野連」「新日本高野連」を結成することではないか、と思います(プロレスみたいですが)。
春の大会は毎日新聞、夏の大会は朝日新聞が牛耳っていますから、裏の画策は得意そうな(?)読売新聞あたりが動いて、新団体結成へと動くと、なかなかおもしろい事態になるかもしれません。

追記:

読売新聞が動いて、という事態になれば、おもしろいのですが、古い悪が滅んで新しい悪が生まれる、ということになりかねないので、おもしろがっていては済まなくなる可能性が高いでしょう。