昨日午後、新幹線で広島駅に到着した後、打ち合わせのため広島拘置所へ行きました。
昭和62年から昭和63年にかけて、広島で司法修習し、その際、広島拘置所にはよく行きましたが、行くのはそれ以来で、約20年振りでした。
時間に余裕があったので、広島駅から広島拘置所まで歩いて行きましたが(司法修習当時も広島地裁や広島地検等には、広島駅から同じコースで歩いて通っていました)、周辺の様子もかなり変わっていて、時代の流れを感じました。
そういった中で、広島拘置所の建物は、当時と変わっていなくて、暗くて汚い、いかにも「拘置所」という感じでした。自分自身の中では、建物がもっと大きなイメージがありましたが、実際に行ってみるとイメージよりは小さく、昔のイメージというのは次第に大きくなるものだ、と感じました。拘置所だな、と思ったのは、接見室内の「臭い」でした。新築されるまえの東京拘置所の接見室も同様でしたが、汗や涙や体臭等々が入り交じったような、独特の臭いでした。
久しぶりに行ったので、要領がよくわからず、一般面会の申込票に記入して一般面会待合室で待っていたりしたところ、職員が親切に対応してくれて、無事、接見することができました。対応が非常に親切で、東京拘置所の無機質な対応とはかなり異なるように感じました。やはり自分の郷里の広島の人は拘置所の職員ですら親切なものだ、と思い、少しうれしくなりました。