北見のガス事故、地盤がずれた可能性…管に腐食跡なし

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070125-00000501-yom-soci

所見書は、金属疲労、経年劣化、腐食による切断の特徴などが破断面に見あたらず、大きな力で折り曲げるなど物理的な力が加わった際の特徴が見つかったと指摘。「何らかの大きな力が加わり、路盤ごとずれて切断した可能性が高い」と結論付けた。また、ガス管が深く埋設されていることから、除雪車やトラックなどの交通や凍結の影響も「あり得ない」と分析した。

専門家による上記のような所見書が警察に提出されているということですが、過失犯の成否、という点では、予見可能性を否定する方向に働く事情になるでしょう。
通常では発生することがない、予想を超えた異常な事態が発生し、それが結果発生へとつながった、ということになると、過失責任(特に刑事責任)の追及は難しくなります。
性急に関係者の取り調べを行い自白を求めたりせず、まず、ある程度時間がかかっても、事故発生に至る過程を科学的に解明したほうがよいでしょう。>警察
そういった点をいい加減にしたまま、いくら過失(のようなもの)を認める供述調書があっても無意味です。