http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050927#1127828243
以前のエントリーですが、警察の現場感覚がよく出ていると思うので、再掲しておきます。指宿教授のエントリーが、私のもの以上に参考になります。
私自身、一貫して捜査・公判の最前線で働いてきて、現在も刑事弁護をやることがあり、捜査が単なるきれい事では済まないことはよくわかっていますが、恫喝やなだめすかしによる取調によって治安を保とうとしても、今後、長続きはしないし、国民の幅広い支持も得られない、と改めて思います。
ただ、捜査機関の権限を、単に制限する方向で事が進めば良い、というものではありませんし、犯罪を摘発し、真相を解明する適正な手段(語弊を恐れずに言えば「武器」と言ってもよいと思います)を捜査機関に与えることも必要です。
可視化に関する議論は、上記のような「捜査の必要性」も視野に入れたものになるべきだと思います。