奥入瀬落枝訴訟判決受け安全管理見直し急務

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2006/04/09/new06040912.htm

「利用する側にも意識改革が求められる」と話すのは、元環境庁レンジャーで、青森大大学院の藤田均教授(環境教育学)だ。「ヨーロッパの国立公園は、すべて自己責任が原則。利用者にはそれなりの知識と覚悟が必要だ」と話す。今回の判決を受け、「同様の訴訟が増え、遊歩道を管理する行政機関が委縮するのでは」と危惧(きぐ)する。
国道と遊歩道が整備され、簡単にアクセスできる奥入瀬渓流。県内外から訪れる観光客の多くは、そこが特別保護地区に指定され、落石や土砂崩落、倒木、落枝の危険性と常に隣り合わせであることを認識していない。

この問題、

http://www.yabelab.net/blog/2006/04/09-122810.php

でも論じられていて参考になりますが、私自身は、上記判決の当否自体は、証拠を見ていないのでわからないものの、大自然の中に分け入って行く以上、いろいろな危険があるのは当然のことで、管理者の「管理」にも、自ずと限界があるだろうと思います。
管理者側で、できることは行うのも、当然のことだと思いますが、過重な義務を課すことは、かえって環境破壊にもつながりかねないでしょう。
一つの方法として、こういった自然公園に入る人からは、一定の入園料を徴収し、各種整備費用とか、事故が発生した場合に備えての保険料に充てる、ということも、真剣に考えてよいのではないかと思います。