幕末会津藩主の手紙公開 戊辰戦争当を知る一級資料

http://www.sankei.co.jp/news/060118/bun075.htm

書状は就任について「領内も私も困窮し苦心千万だが、朝廷から厚いご信頼をいただき、幕府からも命令を受け、辞退するのは道理に合わない。徳川家長久の道を探った場合、藩として死力を尽くすほかはない」などと説明、藩に厳しい倹約を求めている。

司馬遼太郎の「王城の護衛者」で、再三にわたる固辞の末、京都守護職に就かざるをえなくなった松平容保が、会津藩士に対し、「京を死地としよう」と告げ、君臣ともに泣く、というシーンが出てきますが、この手紙も執筆の参考になった可能性があると思いました。