ライブドア擁護の考え…民主「次の内閣」金融担当

http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050221i316.htm

今回のライブドアによるニッポン放送株取得については、法令の範囲内かどうか、だけでなく、IR、情報開示、株式取得後のビジョンなど、多面的に見て行く必要があると私は感じていますが(したがって、今のところ肯定も否定もしていません)、一部の政治家や財界人などが口にしている、

「金さえあれば」はまずい 奥田経団連会長が批判
http://www.sankei.co.jp/news/050221/kei091.htm

といった論調には、強い疑問を感じます。
日本は資本主義の社会ですから、資本を握るものが企業を支配する、というのは当然のことです。資本を握るためにはお金が必要です。したがって、金があるものが資本を握り企業を支配する、というのは、必然的なことです。もちろん、金があれば何をやってもよい、といった考え方には、多くの人々の反発を受けるものがありますし、反発が強ければ、作用に対する反作用のように、勢いが逆風へとつながることもあるでしょう。
しかし、上記のような本質を曖昧にして、「金さえあればはまずい」などと言うのは、やはり、どこかおかしいと思います。