<わいせつ傷害>発達障害少年「無罪」 自白の信用性に疑問

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050125-00000066-mai-soci

決定は、被害者に少年一人だけを面通しさせた捜査手法についても「被害者への暗示性が強いためできるだけ避けるべきで容易に看過できない」と批判した。

自白の信用性が否定された以上、目撃者の供述が決め手になるはずですが、こういった単独面通しをやってしまうと、そこで被疑者の印象が目撃者に刷り込まれてしまい、目撃供述の中の、被疑者と犯人の同一性に関する微妙な部分が吹き飛んでしまうことになります。
目撃者の供述を鵜呑みにする、被疑者を犯人と決めつける、目撃者供述の取扱いも粗雑、発達障害といった点に思いを致さず自白を迫る、得られた自白は質が悪くて信用されない、では、裁判所に犯罪事実を認定してもらえないでしょう。