袴田事件:「無実」の叫びまたも届かず 支援者ら肩落とす /高い再審のハードル 

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040827k0000e040050000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040827k0000e040049000c.html

門戸が狭まってきたかどうかは、評価が分かれるところでしょう。無罪になった冤罪事件は、戦前の旧刑事訴訟法時代の、自白偏重、物証軽視の捜査の弊害を引きずっていたのに対し、その後の冤罪とされる事件(再審無罪にはなっていないもの、袴田事件を含む)は、現行の刑事訴訟法がそれなりに定着し、捜査だけでなく確定裁判自体も、現行刑事訴訟法の理念の中で行われているので、なかなか再審決定、無罪まで行かないという見方も、十分可能でしょう。
「確定判決の重み」というものには、相当なものがあるのは事実です。