<北海道東川>大雨被害で道担当者出勤せず 対応遅れ原因に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100829-00000012-mai-soci

4人が死傷した北海道東川町の天人峡、旭岳両温泉周辺の大雨被害で、雨量の基準を超えた後も道がパトロールや交通規制をしなかったのは、現地の旭川建設管理部の担当職員が内規に反して出勤していなかったことが原因だったことが分かった。

昨年に起きた災害について、最近、

台風9号:兵庫・佐用町の豪雨被害 遺族が町を提訴
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20100811dde041040066000c.html

という出来事があり、その記事によると、

この水害をめぐり、町の検証委員会は7月16日、避難勧告の遅れを指摘する最終報告書をまとめた。

とのことですが、災害への対応を地方自治体に委ねている現行制度についても、見直しが必要でしょう。
以前に、本ブログでも、

危機管理庁の必要性
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20041024#1098580116

とコメントしたことがありましたが、人身への切迫した危険を回避するためには、専門性の高い組織が、組織として迅速に動く体制を、日頃から整備しておく必要が、やはりあるのではないかと思います。

2010年08月28日のツイート

日航123便 あの日の記憶 天空の星たちへ

日航123便 あの日の記憶 天空の星たちへ

日航123便 あの日の記憶 天空の星たちへ

著者は、日本航空の客室乗務員の経歴を持ち、日航ジャンボ機墜落事故で亡くなった客室乗務員と一緒に仕事をしたこともあるとのことで、事故当時の日航内部の様子や、あまり語られることのない、亡くなった乗務員の生前の様子なども書きつづられていて、事故後、25年が経過した今、新たな視点であの事故を思い起こさせるものがあります。
以前、本ブログでも、

客室乗務員の最期の手帳
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060812#1155365462

とコメントしたことがある手帳や客室乗務員についても触れられていて、心打つものがありました。人間、平時は偉そうなことを言っていても、非常時、ことに自分自身の生命にも危険が差し迫っている状況で、冷静に振る舞い職務を全うするようなことは、なかなかできるものではありません。改めて頭が下がる思いがしました。
事故の原因、責任はともかく、あの飛行機に乗っていて、最後まで希望を捨てず、生還を確信し、乗客を励まし職務を全うした乗務員の努力には、尊いものがあり、長く語り伝えられることと思います。