韓国の格安航空、国際線に続々 進む自由化、市場開拓

http://www.asahi.com/business/update/0113/TKY201001130494.html

韓国ではここ数年、格安航空会社の参入が相次ぎ、現在は4社が国内線に就航。大手より2〜3割以上安い運賃が売りだ。高速鉄道網の拡大などで国内線は先細りが確実なだけに、同程度の安い料金で国際線を拡大し、収益源に育てようとしている。

韓国政府による積極的な航空自由化(オープンスカイ)戦略も背景にある。日本の地方空港とは路線開設が原則自由。中国とも2010年に自由化予定で、韓国企業が多く進出する山東省など一部地域とは先行実施された。東南アジア各国とも自由化を進めている。

新生JALの真のライバルは、こういった格安航空会社でしょうね。最近、週刊朝日で掲載されたスカイマークエアラインズの記事を読みましたが、航空機を同一のものに統一して整備費を節約するなど企業努力で運賃も格安で運行できる体制を確立し、確実に利益が出せるようになっているとのことで、今後の航空会社は、ごく一部の超巨大なもの以外は、こういった方向で行かないと立ち行かなくなるのではないか、ということを痛感しました。その意味では、ANAも、やはり安閑とはしていられないでしょう。
これまでスカイマークは利用したことがありませんでしたが、記事を読み今後は利用してみたいと思いました。

グーグル、元ヤフー常務の有馬誠氏が執行役員に就任、広告営業を統括

http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20100114/205177/

有馬氏はクラボウリクルートを経て、1996年にヤフーの立ち上げに参画。常務取締役としてコンテンツ事業やインターネット広告事業にたずさわった。その後2002年にヤフーを退社。

私がヤフーに入った2000年に、有馬氏はヤフーの営業全般を統括する立場で、明るく元気よく社員を叱咤激励していた姿が思い出されます。退社の際に、こじんまりとした規模で行われた送別会に私も出席しましたが、いつものように明るく振る舞いつつも、寂しげな様子であった、その姿も思い出されるものがあります。この世界をよく知る方だけに、あの男が帰ってきた、と思う関係者は多いのではないでしょうか。
持てる知識、経験を存分に活用して、再び活躍されることを期待したいと思います。

英女児失踪事件、手記発表の元捜査員に対する名誉棄損裁判始まる

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2682051/5156766

訴えられているゴンサロ・アマラル(Goncalo Amaral)被告は、2007年5月にマデリンちゃんがポルトガルで行方不明になった際に初期段階の捜査を指揮したが、新聞のインタビューで英警察当局を非難したため2007年10月に捜査から外された。08年7月に『Maddie -- The Truth of the Lie(マデリン:嘘の真実)』と題された手記を発表した。
マデリンちゃんの両親、ジェリー・マクカーン(Gerry McCann)さんとケイト(Kate McCann)さんは被告に名誉を棄損されたとして、120万ユーロ(約1億6000万円)の損害賠償を求めている。

この事件については、以前、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070909#1189298275

とコメントしたことがありますが、上記の記事によるとポルトガルの捜査当局は両親を嫌疑不十分と判断したということであり、おそらく、上記の手記は両親の双方またはどちらかが犯行に関与したことを主張するような内容になっているのでしょう。
捜査が混迷し、迷宮入りすると、様々な人が様々なことを言い、書き、さらに混迷化して行くのはどこの国でも変わらないものということを感じます。

グーグルの「Nexus One」、早くもユーザーからの苦情が殺到

http://www.computerworld.jp/topics/google/171729.html

発売したものの、サポート体制が不十分で、かなり混乱しているようですね。

Googleの広報担当者がメールで語ったところによると、同社は目下、Nexus Oneユーザーから寄せられた問題の修正に迅速に取り組んでおり、「Nexus Oneの高速3G接続が安定しておらず、速度の遅いEDGE回線に接続されてしまう」という問題についても、T-Mobileのほか、Nexus Oneの製造を担当している台湾HTCと共同で問題解決にあたっているところだという。

Nexus Oneのユーザーにとって大きな懸念の1つは、電話サポートの窓口がHTCとT-Mobileからしか提供されていない点だ。Googleはメールの問い合わせにしか応じておらず、返信には1〜2日かかることになっている。
「電話が商品なのに、メールでしか苦情を伝えられないというのは皮肉な話だし、容認できることではない」とABI Researchのアナリスト、ケビン・バーデン(Kevin Burden)氏は言う。

広報担当者もメールで語る、電話が商品なのにメールでしか苦情を伝えられない、というところが、グーグルらしくて笑えますね(ユーザーにとっては笑い事ではありませんが)。
ヤフーの場合も、現在も基本的には同じ方針と思いますが、無料で、あるいは極めて安価で提供しているサービスについて電話サポートは金がかかりすぎてやっていられない、言いたいことがあったらメールで言ってこい、こちらもメールで返してやるから文句言わずに待っておけ、ということになりがちです。しかし、数百ドルもする携帯電話を売っておいて、そういった方針を貫徹する、というわけには、さすがにグーグルとしても行かなくなるはずで、今後、対応を検討する必要には迫られるでしょう。

東京高裁長官に安倍氏 福岡長官に大野氏

http://www.asahi.com/politics/update/0115/TKY201001150262.html

鳩山内閣は15日の閣議で、白木勇・東京高裁長官(64)が最高裁判事に就任することに伴い、大野市太郎・司法研修所長(63)を高裁長官のポストに任命することを決めた。

おめでとうございます。>大野長官
私が司法研修所に入ったのは昭和62年、修習を終了したのは平成元年ですが、大野長官は、前期、後期を通じてクラスの刑事裁判担当教官でした。その後、平成8年に私が東京地検で公安部から公判部に異動して公判立会するようになった部の部長が大野長官で、やりにくくも勉強になったことが思い出されます。
福岡には顧問先の会社があり、時々行くことがあって、今月26日にも行くのですが、高裁長官ということでかなり敷居が高いものの(笑)、今後、機会があればご挨拶にうかがうかもしれません。アポなしで突然行くと、不審者扱いされ、「こんなしがない弁護士が高裁長官に会いに来るのはおかしい。」といった話になり福岡県警に逮捕されたりしても困るので、行く際には事前にアポを取って行くようにします。