地方弁護士も最高裁判事に道 日弁連、推薦手続き改正

http://www.asahi.com/national/update/1118/TKY200911180202.html

実際には全15裁判官の内訳が裁判官、弁護士、検察官、行政官、大学教授など出身母体ごとに人数が固定化されており、1人が定年や辞職で退官すると、最高裁長官の内閣への推薦を経て、後任も同じ母体から選ばれるのが慣例となっている。

弁護士出身者の人数は近年4人で続いており、弁護士会別でみると東京、第一東京、第二東京、大阪の4弁護士会の出身者がほとんどだ。弁護士出身の裁判官が退官すれば後任が日弁連から最高裁長官に推薦されてきたが、退官者と同じ弁護士会の出身者が就任するケースばかりで、「候補者の適性より、出身弁護士会と、その弁護士会内での有力者の順送りが優先されている」という批判が日弁連内部にもあった。

最高裁のそもそもの在り方や、現在のような「親方株」のような判事の決め方こそ根本的に問題にすべきであって、それをせずに、4名の枠を地方弁護士にも開放するといった発想には、貧しく寂しいものがありますね。適任者を選ばなければならないはずでありながら、出身母体により人数が固定化されているということ自体が、そもそもおかしなことです。
所詮、アメリ最高裁のパロディのようなもの、中身は戦前からの司法官僚が亡霊のように牛耳っているところで、日弁連もパロディの引き立て役でしかない、と見れば、この貧しさ、寂しさにも理解できるものがあります。

低価格ボジョレ、解禁 千円切る商品も

http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111801001030.html

サントリーワインインターナショナルが東京都内で開いた解禁を祝うイベントには、フランスの著名なワイン醸造家ジョルジュ・デュブッフ氏が出席。「今年はブドウにとって天候に恵まれ、過去50年間で最高級のボジョレを手にすることができた」と話した。

私もネット通販で予約していて、今日、届くはずですが、上記のワイン醸造家のコメントのような評価は他でも見かけていて、飲むのが楽しみですね。
今日の夜から松山へ行って、明後日に帰京する予定なので、飲むのは帰京してからになりそうですが、松山のどこかで買い求めて飲むかもしれません。
皆で、景気回復へと結びつくことを願いながら、どんどん飲んで味わいたいものです。

切断遺体の写真、証拠採用せず 裁判員裁判で徳島地裁

http://www.asahi.com/national/update/1119/OSK200911190041.html

畑山靖裁判長は「残虐さや社会への影響は他の証拠で証明されている。凄惨(せいさん)な遺体の写真は裁判員への精神的負担が大きい」と理由を述べた。
検察側は公判前整理手続きの段階から「真実が伝わらない」と写真1枚の採用を求め、弁護側は「裁判員がショックを受ける」と反対していた。地裁は「裁判員の意向を確認する」とし、17日の初公判でも採用を留保していた。

こういった問題は、東京都江東区で発生したバラバラ殺人事件の公判でも指摘されていて、それに関連して、本ブログでも

裁判員に不当な影響を与え判断を誤らせかねない証拠
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20090202#1233503666

とコメントしたことがあり、その際に、

現代の裁判は、被告人に対する剥き出しの憎悪をストレートにぶつけ復讐心を満足させる場ではなく、被害者側の事情は適切に立証する必要はあるものの、あくまで国家刑罰権をいかに適正に行使するかを検討する場であるべきですから、そういった目的にふさわしくない立証というものは合理的に制限されることもやむを得ないと言うべきです。

と述べましたが、上記の記事にある徳島地裁の判断は、そういった観点で、証拠の必要性といったことについて一定の制限を加えたものと読み取れますね。
今後、こういった方向での裁判所の判断が積み重ねられて行く可能性はありそうです。

トヨタ、「安全な車」から落選=27車種中、日本車は8−米保険団体

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091119-00000135-jij-int

IIHSが独自に側面衝突試験などを行って安全性能を評価したもので、認定車種をメーカー別に見ると、傘下のボルボを含む米フォード・モーターが6車種と最多。独フォルクスワーゲン富士重工業が5車種ずつで並び、米クライスラーが4車種で続いた。他の日本勢ではホンダから2車種、日産自動車から1車種が選ばれた。
今回の調査では、横転事故を想定して屋根の強度基準を厳格化したため、認定数は09年の94車種から激減した。 

http://www.iihs.org/ratings/

を見ると、私が乗っている車も27車種の中に入っていました。

http://www.iihs.org/ratings/ratingsbyseries.aspx?id=628

フォルクスワーゲンのサイトでも

http://www.volkswagen.co.jp/cars/tiguan/features_safety.html

ユーロNCAP
Tiguanは、欧州の公的自動車衝突安全評価であるユーロNCAPの正面・側面衝突テストにおいて、乗員保護性能で最高レベルの5スターを獲得*5。高い安全性が実証されています。

と紹介されていますが、看板に偽りはなかったようですね。この車に買い換える際は、時速200キロで走行中に横転してもぎりぎりで生き長らえられるか?といったことを考えたものでした。現実の日本の道路ではあり得ませんが、そこまで高い安全性を追求しておけば、生死の境で、ぎりぎり「生」のほうへ転ぶかも、転んでほしい、ということですね。
都内をとろとろと走ることが多いと、この安全性を身をもって体験する機会はありませんが、さすがに体験したいとは思いません。