警官振り落とし組員不起訴、横浜地検が判断

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090726-00000048-yom-soci

県警の発表などによると、警部補は4月29日午後2時半頃、パトカーの追跡から逃走中に物損事故を起こした林被告と警察官がもみ合っている現場に駆け付けた。林被告が、原被告が運転する車に乗って逃げようとしたため、後部ドアにしがみついたが振り落とされ、脳挫傷などの重傷を負った。
林被告は、自身の逮捕状が出ているといううわさを聞いたことなどから逃走したといい、地検幹部によると「事件の経緯などから、両被告に警部補への殺意や公務執行妨害の故意があったとするのは難しい」と判断したという。

私も、昔々、似たようなケースを取り扱い、かなり検討した結果、公務執行妨害罪(殺人や傷害までは問題になっていなかった記憶です)を不起訴にしたことがありました。記事にあるような「後部ドアにしがみついたが振り落とされ」という点について認識が否認されると、外形的に、逃げるということが優先されているだけに、なかなか立証が困難になる側面があり、おそらく、横浜地検の不起訴という判断も、そういった側面について慎重に検討した結果ではないかと思います。
刑事事件の立証というものが、常識では簡単に割り切れないものであるということを示しているとも言えるでしょう。

2日連続真夏日 としまえんプールに1万6000人殺到

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090726-00000555-san-soci

東京都心では最高気温が33・8度と、2日連続で真夏日に。涼を求める人たちでプールは終日ごった返し、歓声と“熱気”に包まれた。

私は、先週の金曜日から土曜日、リッツ・カールトン大阪に宿泊していて、そこで、今夏初めてプールへ行きましたが、歩いたり泳いだりしていると気持ちよく、良い運動になりました。
ただ、この季節は水の事故、特に子供による事故が起きがちですから、一緒にいる大人は十分注意してあげるようにしてもらいたいものです。

原爆:慰霊碑にない女子生徒、君の名は…情報提供を

http://mainichi.jp/select/wadai/heiwa/news/20090725k0000e040066000c.html

山岡さんについても「一家全滅し、学校に届け出る人がいなかったのでは」と推測する。
また、同じ司令部に動員された別の同級生(78)は被爆後、広島市内の二葉山にあったバラックの中で山岡さんを見た。遺体や重傷者が山積みされた一番下におり、上半身はあおむけだった。特徴のある大きな目を見開いていたので分かった。呼びかけたが、反応はなかったという。しかし、この女性も山岡さんの名前を覚えていない。

広島女学院は、広島にあるミッション系の女子校で、戦前に広島女学院へ子供を進学させるような家庭は、裕福で幸福な家庭であったのではないかと推測されますが、上記のような記事を読むと、気の毒で言葉もないですね。
原爆による大きな被害の中、一家全滅といった悲劇は多く、そういった悲劇は原爆によるものだけでなく、東京大空襲など様々な場で起きていて、無念の思いの中、人知れず亡くなった人が無数にいることを、我々は忘れるべきではないでしょう。
戦争責任というと、東京裁判の是非、ということに結びつけられやすい面がありますが、当時の日本政府上層部によるる戦争指導の失敗、誤りということについて、もっと厳しい検証が行われても良いのではないかと私は考えています。

岐阜・郡上 野外活動中の小5女児が行方不明

http://www.asahi.com/national/update/0724/NGY200907240027.html

女児は24日の朝食後、夜に歩く予定の肝試しコースを下見するため、グループ4人で林の遊歩道を散策していたが、ほかの3人から後方に離れていき、しばらくして姿が見えなくなった。
知らせを受けた校長らがキャンプ場内を捜したが見つからなかったため、午前11時20分ごろ、郡上署に届けた。

24日、25日、26日と捜して、まだ見つからないということですが、何者かに連れ去られたという可能性も視野に入れ、公開捜査に移行すべきではないかという気がします。既に行方不明から丸3日が経っていて、公開捜査にするのも遅きに失しているのではないかと思われ、安否が気遣われます。

【裁判員制度】変わる被告の見た目…判決への影響は?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090727-00000554-san-soci

東京地裁は昨年7月、被告役がスーツにネクタイを着用して模擬裁判を行った。証拠不十分による無罪という結論だったが、裁判員役を務めた一般参加者からは「きちんとしている方が予断が入らない」と好意的な感想があった一方、「被告の態度が重要で服装は関係ない」という冷静な意見も出た。
結局、模擬裁判で見た目が及ぼす効果は不透明だった。ベテラン刑事裁判官は「多少は見た目が影響するだろうが、被告の真摯(しんし)な姿の方が影響はあるのではないか」としている。

身柄を拘束されている被告人は、やむをえず、自らの意思とは無関係に、ジャージ姿でサンダル履きだったりするのであって、裁判員の多くも、それは理解できるはずだと思いますけどね。
私の感覚としては、見た目は無関係ではないものの、上記の記事に出てくる「ベテラン刑事裁判官」と同様、やはり、言っていることの中身、真摯な態度、誠実さ、といったことがいかに裁判官、裁判員に伝えられるか、ということがかなり重要ではないかと思います。そういった面についても、被告人と弁護人がきちんと打ち合わせをして、あらぬ誤解を受けないよう、慎重に臨むことが、特に裁判員裁判では必要でしょう。

休暇先で公用車のベンツ盗まれる シュミット独保健相

http://www.asahi.com/international/update/0727/TKY200907270305.html

DPA通信などによると、シュミット氏はスペイン東部バレンシア州のコスタブランカで休暇中、9万ユーロ(約1200万円)相当のベンツの公用車を盗まれた。シュミット氏は現地まで飛行機を利用したが、公用車は保健相の担当運転手がベルリンから、2千キロ以上の道のりを運転して行ったという。

休暇中に公用車を使うだけでなく、運転手に2000キロ以上も運転させて運ばせる、ということも馬鹿げていますね。現地で安いレンタカーでも借りれば済むことでしょう。
頭が悪そうな女ですが、保健相をやっているので、保健所(というものがドイツにあるかどうか知りませんが)で馬鹿につける薬でも調合してもらうと良いかもしれません。

「なぜだ!」解任劇…三越の女帝・竹久みちさん死去

http://www.zakzak.co.jp/top/200907/t2009072730_all.html

岡田氏は強引な経営手法などが批判されて82年に解任。その際、岡田氏側から竹久さん側への不当な利益供与が明るみに出たことで、竹久さんは同年、東京地検特捜部に所得税法違反(脱税)などで逮捕された(97年に実刑判決)。岡田氏も、当時の流行語となった「なぜだ!」の解任劇の後に特別背任容疑で逮捕された。竹久さんは89年、夕刊フジのインタビューに「社長(=岡田氏)は側近に裏切られて本当にお気の毒。三越事件はもともと作り上げられたもので、私は何も岡田社長と商売したのではなく、あくまで対三越の仕事でしたから。無罪を信じているのは昔も今も変わりません」と話していた。

三越事件と言っても、若い人には何のことかわからないと思いますが、ネットで検索すると、岡田社長、竹久みち女史による華々しくも悲しい事件であったことがわかるでしょう。
岡田社長解任時の「なぜだ!」という言葉は、当時、かなり有名になりましたね。「三越の女帝」というイメージには強烈なものがあり、事件後、どういった人生を送っていたかはよくわかりませんが、その強烈なイメージが、その後もかなり影響していたのではないかと思われます。