大分県教委汚職、小学校など捜索…教頭「誘惑に負けた」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080723-OYT1T00021.htm?from=main2

男性教頭は2003年度から管理職任用試験を受け始め、今年3月に教頭昇進の内示を受けるまで4回連続で不合格だった。「他の合格者と答え合わせをしても自分のほうが成績が良かった。でも合格するのは県教委幹部と釣りやゴルフに行く人ばかり。まともにやってもダメだと思った」

男性教頭は教え子たちに「教頭は誘惑に負けた悪い人間です。君たちは正しい行いをできる勇気ある人になって下さい」という書き置きを残してきた。以来、出勤していない。18日の終業式でも教頭がなぜ姿を見せないのか学校側から児童に説明はなかったという。

こういった話を見る限り、この人自身は、元々はそれほど悪い人間ではないと思いますが、そういう人を、思い余って悪に手を染めさせる腐敗の広がり、深刻さ、罪深さということを強く感じますね。
せっかく残した書き置きであり、朝礼の際にでも児童に読んで聞かせ、「大分の学校の先生には、腐りきった、皆さんに教える資格のない人が大勢います。皆さんは、腐った大人にならないようにしてください。」と、なぜ、きちんと説明しないのかと、その点についても怒りを感じます。

布川事件:最高裁に特別抗告 東京高検

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080723k0000m040155000c.html

判例違反のほか、開始決定を破棄しなければ著しく正義に反する事実誤認があると主張している。

判例違反は、特別抗告ということで、一応、とってつけた理由に過ぎず、実質は事実誤認を主張したいのでしょう。しかし、あれだけ被告人や弁護人に冷たい東京高裁ですら認めた再審開始決定を、最高裁が覆すとは到底思えないですね。

布川事件:高裁決定(要旨)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080715ddm012040085000c.html

を見ても、元々脆弱なものでしかなかった確定判決の証拠構造が、自白の信用性が否定されるなど、完全に崩壊してしまっていて、もはや有罪認定を維持するのは困難、というのが実状でしょう。
意味がある、国民の納得が得られる特別抗告とは思えません。

こちらは弁護士! 電車内で“露出”逮捕

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080723/crm0807231558031-n1.htm

容疑者は23日午前11時25分ごろ、JR東海道線東京行き普通電車の横浜駅−川崎駅間を走行中の車内で、座席に座っていた女性(27)の正面に立ち、下半身を露出するなど、わいせつな行為をした。

この日も東京でクライアントに会って事務所に帰る途中だったという。

「東京でクライアントに会って事務所に帰る途中」であるはずなのに、東京行きの電車に乗っている、というのが、よくわからないですね。
今年になって、それまでいた東京から横浜に登録換して独立した弁護士のようですが、こういう事件を起こして悪名が全国にとどろいてしまっては、先行き暗いでしょう。
弁護士である前に、まず一人の社会人としてごく普通に、間違いを起こさず暮らす、ということができないとまずい、という、ごく当たり前のことを改めて感じます。