「愛を信じたい」(八代亜紀)

http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/245266/Y000577

愛を信じたい

愛を信じたい

昨日のお昼に、NHKで八代亜紀が熱唱していて、歌詞がいいな、と思いました。
「陽は沈んでも陽はまた昇る」「雨の日もある晴れの日もある」といったあたりが、特に良いと思います。こういう歌の良さを感じるようになったのも、年をとってきたせいかもしれません。

強姦未遂容疑の警部 福岡地検釈放、県警は懲戒免職処分

http://www.asahi.com/national/update/0418/SEB200804180018.html

県警は(1)被害者の供述は一貫しており、信用できる(2)ホテル内での行為について物証も含めて客観的な裏付けができた、と説明。「捜査協力者との信頼関係を揺るがす前代未聞の行為」と、刑事手続きの進行状況にかかわらず懲戒免職にした理由を説明した。女性会社員側の被害感情は今も厳しいという。

先日、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20080329#1206721518

とコメントした事件ですが、なかなか難しい事件になっているようです。
処分保留で釈放になった、ということですが、この種の事件で、釈放後に何かが新たに裏付けられる、ということはあまりないのが普通で、捜査の常識から考えると、このまま不起訴(嫌疑不十分)になる可能性が高い、ということは言えると思います。
仮に和姦(未遂ですから、「和姦未遂」ということになりますが)としても、捜査の中で知り合った関係者とそういった関係になること自体が信用失墜行為である、という見方は可能ですが、その場合、懲戒免職というのは重過ぎないか、という反論は十分あり得るでしょう。
この種の事件の難しさ、ということを改めて強く感じます。検事の時も、弁護士になった後も、違った立場ではありますが、考え、思い悩むタイプの事件で、男女関係の難しさ、微妙さ、真相解明の困難さということが、心に重くのしかかってきます。

ドキュメントヒトラー暗殺計画

ドキュメントヒトラー暗殺計画

ドキュメントヒトラー暗殺計画

今日は、ある事件の関係で、日帰りで地方へ出張していて、行き帰りの新幹線の中で、主にこの本を読んでいました。全400ページ余りで、かなりの分量ですが、100ページあまり読みました。
読みながら思い出したのは、「一殺多生」という言葉でした。この言葉を安易に使ったり、テロ行為に及ぶことは厳に慎むべきですが、ナチスが台頭し、ドイツが、ヨーロッパがヒトラーの暴虐の犠牲になる状況においては、ヒトラーを暗殺という方法で排除することは、やはり必要であり、それが成功していれば、この本の冒頭でも述べられているように、多くの人命が救われ多くの貴重な文化遺産が破壊を免れることができたでしょう。
砂漠の狐」と称えられ、ヒトラー暗殺計画に連座したとされて悲劇的な最期を遂げたロンメル元帥も登場し、最後まで読み通したいと思える一冊です。